前回のお話で、ママはちょっと不満気味でした。それは一体なぜだったのでしょう。
では、ママは何を知りたかったのでしょうか。実は、なぜシミ取りにレーザーが使われるかをしりたかったようです。今回のテーマはセミオ君には少しにが重いかもしれません。なぜならセミオ君は半導体は知っていてもレーザーそのものについてはあまり知らないのです。
そこでママは考えました。実は、クラブセミコンの常連客はもちろんセミオ君だけではありません。そこでママは、もう一人の常連さんとセミオ君と両方に聞いてみることにしたのです。彼の名前はミツオ君、光るものが好きなちょっとかわった人です。
どうやら、今回は半導体の話から少しそれてしまいそうです。
ライバル登場!
ママの知りたいこと
ママはお肌の調子に敏感な、普通のレディーです。でもただのレディーとは少し違うところがあります。それは、納得しないと行動しないことです。
ママはレーザーでシミが消える仕組みを知りたいのでした。これはきっとセミオ君では無理、と判断したのです。なぜなら、セミオ君はレーザーの仕組みについては詳しくても女性が何を望むか、については全く鈍いからです。
それに対してミツオ君は、女性の希望を察知する能力にたけています。
レーザーでシミが消える仕組み
光は吸収する物質(色)が決まっています。吸収されるとそこに熱が発生し、細胞を焼くことにより破壊します。シミの原因は生成されたメラニンが新陳代謝などで正常化されないものが皮膚の深いところに残ったためですから、そこを狙い撃ちする、というわけです。
肌の色に対してレーザーを照射するので、健康な肌に対しては影響がないといわれています。
レーザー治療は安全?
ママはどうやらレーザーによる治療は、他の皮膚にも何か影響を与えるのではないかと心配していたようです。ここですかさずミツオ君はママに対してアプローチします。
えっ、そうなの?といった顔のママ。
そうなのです。レーザー治療は結局のところシミのある部分の肌を焼くわけですから、危険ではないかと考えたわけです。
一般に治療後、1週間くらいでレーザー治療した跡がかさぶたになにますが、これをすぐにはがしてはいけないようです。無理にはがすと再生できていない肌が紫外線などで刺激をうけ、かえって悪化することもあるようです。
半導体レーザーの使用用途
今回はママの希望もあってシミができた時にレーザーの特徴がどのように役にたつのか、を見てきました。しかし、このブログのテーマの半導体を使った「半導体レーザー」はシミ取りにもつかわれるのでしょうか。
半導体レーザーの代表的な使用用途はブルーレイディスクやDVDディスクなどの光ディスクへの信号の書き込み、読み出しです。
また、医療関係での利用は、脱毛や難治性ニキビ、肩こり、神経痛、腰痛などに使用されることが多いようです。その他には、歯周病や口内炎など歯科医でも半導体レーザーが使用されています。
残念ながら、シミとりには使われていないようです。
次回は半導体の記憶について紹介します。
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